2018年度入試情報
台湾の大学・大学院に正規留学する留学生のためには、台湾政府をはじめ、地方自治体や民間の財団などが様々な奨学金制度を設けています。
日本の一般的な奨学金と違って給付制のため、返還の義務がないのもありがたいところ。代表的なものをいくつかご紹介しますので、ぜひ活用してください。
台湾奨学金
台湾と日本の教育や科学技術及び文化の交流を促進し、若い世代の相互理解と関心を深めることを目的として台湾政府が支給している奨学金で、日本では台北駐日経済文化代表処が年1回募集しています。
書類審査と必要に応じて面接が行われ、採用されると学部生の場合は学費(1学期の上限40,000元まで)と月額15,000元の生活費が最長4年間、大学院生の場合は学費(1学期の上限40,000元まで)と月額20,000元の生活費が最長2年間(博士課程は4年間)給付されます。
募集要項は毎年2月ごろ台北駐日経済文化代表処のサイトで発表されます。
社団法人中華民国扶輪米山会奨学金
「日本人若手研究者対象奨学金」はかつて日本に留学し、ロータリー米山記念奨学金を受けた元奨学生が、恩返しとして台湾の大学・大学院で学ぶ日本の若者向け設立した奨学金制度です。
採用されると台湾留学中、日本への留学経験がある元米山奨学生がカウンセラーとして相談に乗ってくれたり、月に一度台湾米山学友会メンバー(台湾在住の元米山奨学生)と交流できるといった特典があります。
締め切りは6月30日で、合格すると台湾までの往復航空券代と奨学期間中の生命医療保険加入料(上限50,000元)及び月額25,000元の奨学金が1年間給付されます。(受付は公益財団ロータリー米山記念奨学会、審査は中華民国扶輪米山会が行います。)
詳しくはhttp://www.rotary-yoneyama.or.jp/taiwan-scholarshipをご覧ください。
各大学による外国籍新入学生奨学金
入学申請の際に奨学金申請書を併せて提出します。入学審査と奨学金審査の両方に合格して、はじめて奨学金を受ける権利が与えられます。
募集状況や奨学金の金額・給付内容は大学によって様々です。毎月一定額の奨学金が給付される一般的なタイプの他に、入学後に一括で支払われるタイプ、学費補助や寮費補助などもあります。
通常給付を受けるためには入学後の成績が規定のレベルを上回ることが条件となりますので、奨学金の受け取りは入学後しばらく経ってからということになります。
台湾政府教育部普通奨学金
各大学で、通常は毎年春と秋の2回申請できます。
書類審査等に合格すると月額10,000元程の度奨学金が半年間給付されます(大学や年度により異なります)。
審査の際は、普段の成績や担当教官の評価などが考慮されます。
※奨学金の応募条件や給付額等は変更になる場合があります。